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国債のリスクと格付け

【問題】

カントリーリスクの高い国が発行する国債は、カントリーリスクの低い国が発行する国債よりも、格付けが高い。

○か×か?


FP技能士2級の問題からです。

四択問題の選択肢の一つとして出題されています。

この試験は、問題のレベルの幅がすごいですね。

かなりの専門知識を問うものもあれば、この問題のように常識的なレベルの問題もあります。

何か裏があるのではないかと勘ぐってしまったりして…。

リスクと格付け

まず、格付けについてはこちらをご覧下さい。

債務不履行リスクの可能性を判断する目安として「格付け」があります。一般的に格付けの高い債券ほど安全性が高いため、価格は高く、利回りは低くなります。逆に、格付けの低い債券ほど価格は安く、利回りは高くなります。こうしたことから、投機的とされる債券はハイ・イールド・ボンド(高利回り債券)とも呼ばれています。
http://www.nikko.co.jp/bond/introduction/intro_05.html

格付けは上の説明からわかるように、債務不履行(デフォルト)のリスクが高いのか低いのかを判断するのが格付けです。

債務不履行(デフォルト)というのは、約束を守れなくなるってことですね。

そして、デフォルトリスクが低い方が高い格付けを得られます。

「カントリーリスクの高い国」の方が、債務不履行のリスクが低いはずもないので、問題文の記述は間違いであることがわかります。

ということで、答えは「×」です。

わりと、そのまんまですね。

カントリーリスクとは

ついでにカントリーリスクについても確認しておきましょう。

Country Risk 対外投融資や貿易の対象となる国の信用度のことです。外国の資産に投資する場合、国内資産への投資に比べて、その国特有の事情(政治不安、ストライキ、自然災害等)による、市場動向の変化が考えられます。一人当たり国民所得、外貨準備高、国際収支、対外債務など経済問題のほか、政治、軍事、自然災害などの安定度などを考慮し、総合的な観点から返済能力の有無を判断します。開発途上国においてはカントリーリスクが高く考えられることが多く、主に民間の格付け機関が具体的な数値や危険度を公表します。
http://www.tr.mufg.jp/cgi-bin/toushin/tsl.cgi/
knowledge/vocabulary/121.html

最近の例だと、タイで政府に対する抗議行動などが思うかぶと思います。

観光産業はダメージを受けましたし、外国企業の中には撤退を考えるところもあるでしょう。

結果的に経済に影響を与えるのは間違いありません。

こういうのがカントリーリスクの例ですね。


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