ネット証券大手の決算が記事になっていました。
今年の4~6月期の決算ですね。
■ネット証券4~6月期3社減収 売買低迷もFX・海外に活路
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100730/bse1007300503003-n1.htm
SBI証券・カブドットコム証券・松井証券の3社は減収ということですね。
その一方で、マネックス証券・楽天証券の2社は増収だったわけです。
増収と減収を分けた最大の要因は、FXを取り扱っているかどうかというのが記事での分析です。
国内の株式市場に投資する投資家が減少する傾向がありますが、そのマイナスをFXで補ったわけです。
現在の状況だと、株式投資をしようとする人は少ないでしょうね。
どの政党が政権をとるにしろ、もう少し安定してくれないと状況は変わらないかもしれません。
株式売買手数料の減少を何で補うか
全体的な分析としては、個人投資家の株式投資が低調で、そこからの収益は減少傾向であるようです。
これが業界全体の様子と言う感じですね。
そのダメージをもろに受けたのが、SBI証券とカブドットコム証券ということです。
松井証券も影響を受けて減収となりましたが、コストカットで利益を増やしたわけです。
株式投資以外の売上を増やすことで乗り切ったのが楽天証券です。
FXに参入することで、売上を伸ばしています。
また、1,000円から投資信託の積立が出来るようにするサービスもプラスに働いているようですね。
投資信託の売買手数料も延ばしているようです。
FX規制規制による顧客減
マネックス証券と楽天証券の2社は、FXを収益源に考えているようです。
実際、決算にはプラスに寄与しています。
しかし、FXは8月から倍率規制というのが実施されています。
これによりギャンブルに近い取引がしにくくなりました。
結果的にFXをする個人投資家が減少する可能性があるわけです。
業界としてはマイナスの効果があると考えられているのです。
大手にとっては追い風か?
ただ、記事の中で指摘されているように、マネックス証券ではFX規制をプラスにとらえているというコメントを出しています。
中小の業者は淘汰されるだろうから、そこから追い出された顧客を取り込めると読んでいるのです。
確かに、中小のものもあわせると、FX業者はかなりの数にのぼります。
FX規制により売上は減少し、今後、業者の淘汰は進むでしょう。
そうなると、楽天やマネックスなどの大手にとっては顧客取り込みのチャンスが生まれるのかもしれません。
もともと、楽天もマネックスもFXに関しては後発でした。
顧客獲得は緊急課題だったはずです。
FX規制が彼らにとって追い風になる可能性は有るのかもしれません。
今後は株式以外の分野にも力をいれるのか?
株式売買の手数料収入が減少していくことが見込まれる状況で、ネット証券がどうして行くべきなのかという話ですね。
簡単に言うと、違う収入減を見つけないといけません。
楽天証券とマネックス証券は、FXが好調です。
もともとネット証券大手はFXに手を出していませんでした。
信用力が有る分だけ、中小よりは強いはずですよね。
そして、海外に収益源を求めている会社もあるようです。
マネックスは中国、SBIはインドネシアということみたいですね。
現地の証券会社を買収してそこから収入を得るのか、日本の投資家に現地の株式などを売って収益を得るのか。
どういう方向を目指しているのか、興味深いところです。
タグ: カブドットコム証券, マネックス証券, 株式, 楽天証券, 海外, FX, SBI証券
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