積立商品と言うと、銀行の定期積金なのリスクフリーの商品を思い浮かべる人が多いでしょう。
定期積金というのは、簡単に言うと、定期預金の積立ですね。
しかし積立可能な商品は、無リスクの商品に限りません。
リスク商品の中にも、積立可能なものが存在します。
例えば、「るいとう」という仕組みを使えば、株式の積立が可能です。
最近では、ゴールドやプラチナの積立が出来る証券会社もあります。
リスクがある金融商品の積立の中で、一般の投資家が最も利用しやすいのが投資信託の積立でしょう。
ゴールドや株式に比べればリスク分散もしやすいので、投資経験が浅い人でもリスクを小さく出来るのです。
長期に金融資産をふやそうと思っている人には、投資信託の積立はおすすめの方法です。
どの金融機関で積立を行うか
投資信託の積立を行うにあたって先ず問題になるのが、どの金融機関を使って積立を行うかでしょう。
投信の積立に最も力を入れているのはネット証券です。
店舗型の証券会社でも取り扱いはあります。
その他にも、メガバンクなどもの一部の銀行でも取り扱いがあります。1
さらには、生保で積立が出来るところもあるようです。
私たちは、どの金融機関を使って積立を行えばいいのでしょうか。
選択肢が生保と銀行は論外
先ず選択肢からはずすのが、生命保険会社と銀行です。
そもそも取り扱っている投資信託の数が少なすぎます。
少ない中に良いファンドがそろっていればいいのですが、必ずしもそういうわけではありません。
例えば、第一生命では手数料の安いインデックスファンドは積立て対象からはずされています。
積立てたいファンドがないのですから、その金融機関を選ぶ理由はありません。
ちなみに、もっとも積立可能な投資信託の数が多いのはネット証券会社でしょう。
店舗型の証券会社も銀行などと比べれば、圧倒的に多い数の投信が積立可能です。
それでも、ネット証券に比べると、かなり数は少ないようです。
積立の最低価格が高すぎるので店舗型の証券会社もダメ
多くの店舗型の証券会社も、投信の積立はおすすめできません。
なぜなら店舗型の証券会社では、1つの投信を積立てるのに、月々最低1万円必要な事が多いのです。
いくつか調べた感じでは、大和証券だけは1,000円から積立可能としているようでした。
野村證券、日興証券、みずほ証券は1万円からとなっています。
月々の最低積立額が1万円ということは、3本の投信を積立てるだけでも月々3万円以上はかかります。
さらに、ファンドごとに購入比率を買えるなど細かいことをするのも、そうとう難しくなります。
例えば、a,b,cのファンドを2:3:5の比率で積立てたいと思ったとします。
この場合、最低でも月々5万円は必要になります(積立額が最低1万円以上、1,000円単位の場合)。
リスク資産を月々5万円積立てるとなると、難しい家庭もあるのではないでしょうか。
月々の積立額が数万円程度の個人投資家には、使い勝手が悪いのです。
ちなみに、銀行や生保も月々1万円からというところが多そうです。
全て調べたわけではないので、それ以外のところがあるのかどうかは分かりませんが。
大手のネット証券では、この点は全く問題になりません。
月々1,000円から積立可能なのはもちろん、中には500円から積立可能としているところもあります。
販売手数料が高い
同じ投資信託は、どこの証券会社で買っても同じ値段なのでしょうか?
結論から言うと、投資信託の値段は、利用する金融機関によって違います。
投資信託には販売手数料と言う手数料がかかりますが、これが金融機関によって違うのです。
もちろんこれは、投資信託の積立でも同じ事です。
そして、販売手数料が一番安いのが、ネット証券なのです。
どの側面から見てもネット証券が一番優れている
以上のように、どのポイントから見ても、ネット証券が一番優れているように見えます。
これだけ条件がそろって、他の金融機関を使う理由は無いでしょう。
それでは、ネット証券の中では、どこを利用するのがいいのでしょうか?
実はこれがなかなか難しい問題なのです。
個人的には、SBI証券がおすすめです。
しかし、他のネット証券にも甲乙つけ難い特徴があります。
証券会社選びに迷ったらSBI証券かGMOクリック証券がおすすめ
証券会社選びに迷ったら、どの証券会社を選べば良いのでしょうか。個人的にはSBI証券かGMOクリック証券をおすすめします。
SBI証券は品揃えも多く、手数料も比較的安い証券会社です。オリコンによる顧客満足度調査でトップの常連でもあります。
GMOクリック証券は手数料が安い証券会社です。また、オリコンの顧客満足度調査でも常に上位にいる会社でもあります。

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