確定拠出年金の個人型は、とても有利な仕組みです。ある程度の年収がある人なら、年間で数万円から十数万円程度の節税ができる仕組みなのです。利用可能な人はぜひ利用しましょう。

確定拠出年金(個人型)で老後の生活資金を準備しましょう。節税も出来る優れた仕組みです。
確定拠出年金の個人型は私たちにとても有利な仕組みです
確定拠出年金というのは、すごく大雑把に言うと、投資信託の積立のような金融商品です。ただ、通常の投資信託の積立とはいくつか異なる点があります。
まず確定拠出年金は、大きく2つに分けることが可能です。個人型と企業型の2つですね。企業型は基本的に企業が月々の積立資金を出してくれます。1 一方の個人型は個人がお金を出して積み立てていきます。
この確定拠出年金ですが、基本的には私たちに有利な商品です。特に有利なのは個人型です。毎年所得税を払っているような人なら、年間数万円程度の節税が出来る可能性が大きいのです。利用可能な人は積極的に使っていただきたいと思います。
ちなみに企業型の方は、加入するかどうかは企業の判断です。ですから、私たちに選択の余地がありません。ここでは、個人型についてみていきましょ。
確定拠出年金(個人型)とは
確定拠出年金の個人型は、私たちがお金を出して積み立てていく金融商品です。上にも書いたように、投資信託などを積み立てることが出来ます。確定拠出年金の場合は、積立てる投資信託を自分で選ぶのが特徴です。金融機関によって差はありますが、数本から数十本程度用意された投資信託の中から、積立てる投資信託を選んでいくのです。
どうしてもリスクを取りたくない人には、銀行預金のようなリスクの小さいものも用意されています。また、比較的リスクの小さい投資信託もありますので、個人のリスク許容度に応じた運用が可能です。
ところで、ただの投資信託の積立だったら、確定拠出年金なんて特殊な仕組みは必要ありませんよね。証券会社なり銀行なりで、投資信託の積立を申し込むだけで、だれでも利用することが出来ますから。
確定拠出年金という特別な名前がついているからには、もちろん、投資信託の積立とは異なる部分があります。通常の投資信託の積立には無い大きなメリットがあるのです。
確定拠出年金の大きなメリットというのは、税制の優遇措置があるということです。一番大きいのが、積み立てたお金の全額が所得から控除できるという点です。控除した分だけ所得が小さいとみなされるので、最終的な所得税が安くなります。
このほかにも、いくつかの税制上の優遇措置があります。
具体的にどの程度所得税が安くなるかは、所得やら掛け金やらによって異なります。それなりに税金を払っている人なら、少なくとも、掛け金の10%分は所得税が安くると考えてください。
年間の掛け金が20万円だとしたら、その年の所得税が2万円は安くなるということですね。老後の準備をしながら節税が出来るわけですから、かなりお得だと思います。
ネット証券で利用可能なのはSBI証券だけでした
確定拠出年金は、窓口となる金融機関を選ぶ必要があります。そして、どの窓口機関を選ぶかが、とても重要です。というのも、窓口をどこにするかで、積立可能な投資信託が違うからです。
また、窓口機関には1年にいくらという形で、管理手数料を払う必要があります。この管理手数料も窓口機関によって違います。
確定拠出年金は、長期間利用する商品です。長期で考えると、こういう手数料の差が大きな違いになることもあります。
ちなみに、この2点とも優れているのがSBI証券です。窓口機関に払う手数料も安いですし、投資信託の取り扱い本数も多いのです。
確定拠出年金の仕組みに興味を持ったら資料請求だけでもしてみましょう。制度の概要がわかる資料を送ってもらえます。
ちなみに、以前は確定拠出年金の個人型を取り扱っていたネット証券はSBI証券だけでした。しかし、楽天証券も参入しています。ということで2017年1月現在、ネット証券ではこの2社だけが確定拠出年金の個人型を取り扱っているようです。
2018年1月現在、マネックス証券もiDeCo に参入しています。取扱う投資信託の本数は少ないですが、手数料が安い良い投資信託がそろっている印象です。
- 従業員が掛け金をプラスして払うことが可能な場合もあります。 [↩]
証券会社選びに迷ったらSBI証券かGMOクリック証券がおすすめ
証券会社選びに迷ったら、どの証券会社を選べば良いのでしょうか。個人的にはSBI証券かGMOクリック証券をおすすめします。
SBI証券は品揃えも多く、手数料も比較的安い証券会社です。オリコンによる顧客満足度調査でトップの常連でもあります。
GMOクリック証券は手数料が安い証券会社です。また、オリコンの顧客満足度調査でも常に上位にいる会社でもあります。

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