銀行引き落しが出来ないのは、非常に面倒なことです。事前にチェックしておきましょう。ちなみに、これを書いている時点では、SBI証券の対応状況が一番いいように思います。
■ SBI証券
ネット証券を使っての投資信託の積立では、意外なことに注意しないといけません。それは何かというと、入金の手段です。
毎月決まった支出が日常生活である場合、銀行の自動引落を利用するのが一般的ですよね。例えば、国民年金の保険料の納付だとか、公共料金などは銀行からの引落にしている人が多いでしょう。
しかし、ネット証券を使った場合、銀行からの自動引落ができないことがあるのです。正確に言うと、対応状況がまちまちで、環境によって出来たりできなかったりします。
引落が出来ないのは面倒
当然ですが、自動引落が出来ないのは面倒ですよね。証券口座が残高不足だと、買い付けが出来なくなってしまいます。
それを避けるには、定期的に残高をチェックしないといけません。正直に言って、ちょっと面倒ですよね。証券口座への入金自体も面倒ですし。
楽天証券は楽天銀行のみ
銀行からの自動引落への対応が遅れている代表例は楽天銀行でしょう。これを書いている2013年2月現在、楽天証券は楽天銀行からの引落ししかできません。
ということは、楽天銀行をメインバンク的に使っていない限り、楽天証券の口座の残高は、定期的にチェックしないといけないわけです。
もっとも楽天証券の場合、楽天カードを使った引落も可能です。それなりに工夫はされているようですけどね。やっぱりちょっと不便かな。要らないカードは作りたくないという人も多いでしょうし。
最近は改善が見られるところも
ちなみに銀行引落に関しては、最近だいぶ改善が見られます。
例えばSBI証券では、以前は資本関係のある住信SBIネット銀行のみで自動引落が可能でした。しかし、現在では、200以上の金融機関(銀行および信用金庫)で自動引落に対応しています。
主要な銀行は大体カバーしているはずなので、ご自身のメインバンクから引き落とすことが可能になった人が多いことでしょう。
ちなみに、現時点ではSBI証券の対応が一番いいようです。入金手段で選ぶなら、SBI証券ということに成りそうですね。
その他の対応
その他の主要なネット証券の状況も見ておきましょう。
ネット証券の主要6社のうち、クリック証券と松井証券は、そもそも投資信託の積立サービスがありません。というか、投資信託の取り扱い自体がほとんどありません。ですから、考慮の必要も無いわけです。
カブドットコム証券は、数行のみに限定して引落が可能になっています。自分のメインバンクがその中に入っていれば問題ないでしょう。でもそうではない場合、ちょっと面倒です。
メガバンクには全て自動引落に対応しているようです。東京近郊などに住んでいる人は、まあ大丈夫な可能性が高いのでしょうか。メガバンクをメインバンクにしている人も多いでしょうから。
ただ地方に行くと、東京のようにはメガバンクを使わない人も多いでしょう。近隣に支店の数の多い地銀のほうが便利だったりしますからね。そういうケースでは、カブドットコム証券は難しいのかなあ。
マネックス証券に関しては、正直に言ってよくわかりません。というのも、引落先の金融機関によって、積立可能な投資信託が違ったりするのです。おそらく、他の証券会社と合併した影響なのだとは思います。
サービスは悪くないと思うのですが、わかりにくくて損をしているという印象です。
入金のしやすさを考えるとSBI証券
上の状況を見るとわかるように、入金のしやすさではSBI証券に分があるように思います。積立可能な銀行が多いので、多くの人が問題なく使えることでしょう。
まあ、今後、他社も対応してくれる可能性もありますからね。期待していましょう。今選ぶならSBI証券ということです。
全国200以上の金融機関から、自動引き落しが可能。
証券会社選びに迷ったらSBI証券かGMOクリック証券がおすすめ
証券会社選びに迷ったら、どの証券会社を選べば良いのでしょうか。個人的にはSBI証券かGMOクリック証券をおすすめします。
SBI証券は品揃えも多く、手数料も比較的安い証券会社です。オリコンによる顧客満足度調査でトップの常連でもあります。
GMOクリック証券は手数料が安い証券会社です。また、オリコンの顧客満足度調査でも常に上位にいる会社でもあります。

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