投資信託を使って積み立てるのはいいことだという点には、多くの人が納得していただけるでしょう。投信積立なら、毎月一定額を貯蓄にまわすという、良い習慣ができます。その上、貯蓄したお金で運用間で一緒に出来るのです。
ただ、具体的にどんなふうに運用するのかという点になると、困ってしまう人もいるでしょう。そこで、月々3万円で投資い信託を積み立てると仮定し、どんなふうに行動すればいいのか考えて見ましょう。
具体的には、どんな投資信託を利用したら良いのか、どのくらいの配分で投資したらいいのか、といった点について考えます。
また、投資信託以外の金融商品も使う場合についても検討してみましょう。投資信託だけが金融商品の全てではありませんからね。
リスクをどの程度取れるかで投資の方針が変わる
こういうプランを作るときに、まず最初にするべきことは、どの程度のリスクを取れるかを決めることです。
万が一の時には、ある程度の損失を覚悟できるということなら、リスクが高い商品中心の運用になるでしょう。具体的には、国内外の株式で運用する投信に投資することに成ります。
この方法だと、リスクがあるかわりに、大きく儲けられる可能性も増やせます。平均で考えて、年6%程度で運用できる可能性が高いでしょう(より正確に言うと、日本国債の金利+5%程度)。
逆に、もっとも保守的に運用する場合は、全額を元本保証の商品で運用することになります。例えば、個人向け国債などですね。この場合は、これを書いている時点だと、年0.6%前後の収益しか期待できません。
その代わり、元本われを起こすことは絶対にありません。日本国が大丈夫ならという前提はつきますけどね。
現実的には、この両者の中間的な運用をすることになるでしょう。
リスクを取る覚悟があるのなら、株式に投資する投資信託で全額を運用しましょう。そのときの投資信託の選び方をご紹介します。
■ 月々3万円の投信積立で中リスク中リターンの運用| 例えば1万円分は日本の債券を混ぜることでリスクの低減を
世の中には、ハイリスクの商品なんて怖くてもてないという人もいるでしょう。あるいは、大きく値下がりすると、経済的に困るという人もいらっしゃると思います。そういう方のために、少しリスクを小さくした方法をご紹介します。
楽しい投資は考えないでください
世の中には、投資に楽しさを求める人がいるようです。競馬的な楽しさというのでしょうか。そういう人は、将来の有望とされる金融資産や成長力があると思われる国を探し出し、タイミングもはかって投資します。自分の予想が当たるのかどうかを賭けて、勝負をするわけです。
しかし、今回紹介する方法は、そういう楽しさとは無縁の方法です。はっきり言って、機械的で単調でつまらない方法だと言っていいでしょう。
でも、投資って本来は楽しさのためにやるものではありません。自分の虎の子の資産を、出来るだけ合理的な方法で増やすのが本来の投資でしょう。楽しさが出てくる余地は無いはずです。
個人的には、競馬の予想的な資産運用も嫌いではありません。FXみたいなものをやってみたくなる人の気持ちもわかります。でも、そういうのは、趣味のお金でやることをお勧めします。将来のための貯蓄を使うべきではありません。
何なら、資産運用目的と遊びの投資目的で、証券会社を分けてもいいと思います。ネット証券なら、口座を開くこと自体はお金がかかりませんからね。資金管理も簡単になるでしょう。
証券会社選びに迷ったらSBI証券かGMOクリック証券がおすすめ
証券会社選びに迷ったら、どの証券会社を選べば良いのでしょうか。個人的にはSBI証券かGMOクリック証券をおすすめします。
SBI証券は品揃えも多く、手数料も比較的安い証券会社です。オリコンによる顧客満足度調査でトップの常連でもあります。
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