私たちがインドネシアに投資する場合、投資信託のような間接的な方法を取るのが現実的でしょう。
株式の直接売買も、一部のネット証券を使えば売買は可能です。具体的には、楽天証券とSBI証券ですね。ただ、これらのネット証券を使って直接株式投資を行うのは、現実的だと思えません。インドネシアの企業の分析なんてそんなに簡単なことではないでしょうから。
債券に関しては、個人投資家ではほぼ不可能でしょう。
投資信託を使えば、債券にも株式にも投資可能
調べてみたところ、インドネシアに投資する投資信託も何本かあるようです。SBI証券だと、名前にインドネシアが入っているものが17本ありました。
どちらかというと、債券に投資するものが多いようですね。ただ、株式に投資する投信も存在します。
インドネシアに限定して債券ファンドを買うメリットは何だろう?
ここでちょっと疑問なのが、インドネシアに限定して債券の投信を買うメリットは何なのかという点です。個人の投資家がインドネシアに限定して債券を買うメリットって、あまりない気がします。
分散投資の考え方なら、もっと多くの国の債券を満遍なく買うべきですよね。インドネシア一国に限定するなんてリスクが高い行為は、通常避けるべきです。
何かの相場観があって、インドネシアの債券の値上がりを上昇する人なら、もちろん購入する可能性はあるでしょう。でも、そんな人が個人投資家の中にどれだけいるのでしょうか。
それに、インドネシアの成長力に期待をするというのなら、購入すべきは株式ですしね。何故、債券の投信のほうが多いのか本当に良くわかりません。はやった時期でもあったのでしょうか。
通常の投資信託よりはETF
インドネシアの成長力に期待して投資するというのなら、インドネシアの株式に投資する投資信託が利用できます。ただ、ちょっと気になるのが、これらの投資信託の手数料です。
SBI証券のデータを見る限り、販売手数料で1%から3%程度の手数料を取られます。また、信託報酬も年1.7%台です。
平均的な投資信託と比べて、この手数料は特別に高いわけではありません。でも、やっぱり気になる数字ですね。長期金利が1%を切る時代に毎年2%近い手数料ですから。
個人的には、そもそも、平均的な投資信託の手数料が高すぎると思っています。長期で投資するとなると、信託報酬の1.7%はちょっと気になる数字です。
手数料をこだわるとなると、ETFを利用することになるでしょう。楽天証券やSBI証券などが、「iシェアーズR MSCI インドネシア・インベスタブル・マーケット・インデックス・ファンド」というETFを扱っています。
アメリカの市場に上場されているものなので、為替手数料やら売買手数料が若干かかります。それでも、長期で投資するのなら、ETFの方が賢い選択ではないでしょうか。
SBI証券などで投資可能
投資信託を購入するにしろ、ETFで投資するにしろ、証券会社としては楽天証券化SBI証券を使うことに成るでしょう。
この両社は投信の取り扱いが多いですし、そもそも今回紹介したETFに投資するにはアメリカ株が買える証券会社である事が必須ですから。
ちなみに、楽天証券も悪いとは思っていませんが、個人的にはSBI証券がお勧めです。顧客満足度もSBI証券の方が良いようですし。
証券会社選びに迷ったらSBI証券かGMOクリック証券がおすすめ
証券会社選びに迷ったら、どの証券会社を選べば良いのでしょうか。個人的にはSBI証券かGMOクリック証券をおすすめします。
SBI証券は品揃えも多く、手数料も比較的安い証券会社です。オリコンによる顧客満足度調査でトップの常連でもあります。
GMOクリック証券は手数料が安い証券会社です。また、オリコンの顧客満足度調査でも常に上位にいる会社でもあります。

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