FXというと、リスクが高い取引の代表だというイメージを持っている人もいらっしゃるでしょう。
実際、取引の仕方によっては、かなり高いリスクを取ることが出来ます。目一杯リスクを取っている場合、米ドル/円が1円動くだけで、3割近い運用資金を失うことになります。あるいは逆に、3割近く稼ぐことも出来ます。
何か大きな経済ニュースがあった場合、米ドル/円のレートなら1円や2円くらいは簡単に動きます。日ごろから為替レートをチェックしている方ならお分かりでしょう。
ということは、目一杯リスクを取った場合、簡単にお金を失うことがあるということですね。大きくリスクを取って運用した場合、世間のイメージどおりかなりハイリスクな商品なのです。
低リスクの運用も出来る
大きくリスクを取ろうと思えば、上に書いたように、FXではハイリスクな取引も可能です。ただその一方で、それほど大きくないリスクで取引することもかのうなのです。
FXというのは、簡単に言うと、お金を借りて手持ち資金を増やして取引をしているようなものです。お金を借りて投資資金を増やすことを、レバレッジといいます。
法律が許す範囲で目一杯お金を借りた場合、上に書いたようなハイリスクな取引となります。
逆に、お金をまったく借りずに、手持ち資金だけで取引するようなこのも可能です。要するに、レバレッジをかけていない状態です。
このケースというのは、外貨預金やら外貨建てのMMF を買っているのと同じような状態です。ですから、米ドル/円の場合、1円為替が動いても1%程度の値動きしかありません。
外貨預金や外貨建てのMMF が低リスクだとは言いません。それでも、世間がFXに対して思っているような、ハイリスクな投資とは程遠いものでしょう。
ちなみにこの場合だと、通貨の両替にかかる手数料が小さい分だけFXの方が良い選択なのかもしれません。
FXがハイリスクかどうかは本人の問題
結局、FXがハイリスクかどうかは、本人の選択による所が大きいようです。
ハイリスクの取引がしたいと望めば、ハイリスクの取引をすることも可能です。リスクを抑えて取引がしたければ、そういうことも出来るわけです。
もっとも、まったくレバレッジを欠けなかったとしても、それなりのリスクはあります。外国為替というのは、そもそもリスクがあるものですからね。
このあたりを理解したうえで、取引をすることをおすすめします。
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