GMOクリック証券では、POやIPO による株式の取得を、NISA口座を使ってできるのだそうです。
IPO というのは、新規公開株式のことですね。POというのは、公募増資などの形の売り出しのことを言います。こういった株式の取得が、NISA口座でも可能になるということです。1
申込は意外と簡単
GMOクリック証券の「お知らせ」のページから該当部分をご紹介しましょう。
NISA口座 新規公開株(IPO)、公募・売出株式(PO)お取扱開始のお知らせ
2015年3月16日以降に当社にて取り扱う新規公開株および公募・売出株式について、NISA口座でご購入いただけるようになりました。
これを書いている時点で2015年3月16日は過ぎています。ということで、IPO やPOの取り扱いがあれば、NISA口座を使って取得が可能だという事ですね。
■申込方法
当社会員ページ【株式】-【IPO】の新規公開株及び公募・売出株式購入申込画面「申込内容の入力」の「口座」で「NISA」にチェックを入れ、購入申込手続きを行ってください。
この説明を読むと分かるように、NISA口座を使う場合の申し込みの方法は、非常に簡単です。チェックを入れておくだけで十分ということですね。NISA口座さえ開設しておけば、難しいことは無さそうです。
IPO について
IPO について簡単に補足しておきましょう。
IPO はInitial Public offering の略語です。日本語では新規公開株式と言います。
まだ上場していない企業が、一般投資家向けに株式を売り出すのがIPO です。売り出される株式の株価は、企業の経営成績や財政状態、成長性などを勘案して決定されます。
IPO は以前は非常に人気がありました。なぜかというと、IPO 株は高い確率で値上がりしたからです。最近は以前ほどの人気は無いのでしょうが、一定の人気はあるようです。実際、大きく儲けられる掘り出し物も存在します。興味があれば手を出してみても良いかもしれません。
ちなみに、既に上場している会社が、公募増資する場合は、POと呼ばれます。Initial(一番最初)では無くなので、それを除いてPOというわけです。
IPO はどの証券会社でも取り扱いがあるわけでは無い
IPO はどの証券会社でも取り扱いがあるわけではありません。IPO を行う銘柄ごとに主幹事証券会社と引受証券会社が決められます。この主幹事証券会社か引受証券会社の口座を持っていないと、IPO の申込すらできないのです。
GMOクリック証券の場合は、ここ数年、IPO にはそれほど積極的では無いようでした。しかし2014年に久々の取り扱いがありました。今回のような制度変更をするところを見ると、今後力をいれていくということなのかもしれません。
ちなみに、主幹事証券会社になるような大手の証券会社の方が、IPO に参加できる確率も高いです。しかしこうした証券会社の場合は、お得意さんに優先的に売り出すところも多いようです。私たちのような個人投資家は、できるだけ多くのネット証券に口座を開き、参加できる機会を待つほうが現実的かもしれません。
- NISA口座 新規公開株(IPO)、公募・売出株式(PO)お取扱開始のお知らせ| GMOクリック証券 [↩]
証券会社選びに迷ったらSBI証券かGMOクリック証券がおすすめ
証券会社選びに迷ったら、どの証券会社を選べば良いのでしょうか。個人的にはSBI証券かGMOクリック証券をおすすめします。
SBI証券は品揃えも多く、手数料も比較的安い証券会社です。オリコンによる顧客満足度調査でトップの常連でもあります。
GMOクリック証券は手数料が安い証券会社です。また、オリコンの顧客満足度調査でも常に上位にいる会社でもあります。

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