海外ETF という金融商品をご存知でしょうか。その名前の通り、海外の市場に上場されたETF の事です。海外の市場に上場されているので、外貨で売買することになります。ネット証券を使うと、こんな金融商品を買う事が出来ます。買う価値があるかどうかは、知りませんけどね。

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海外ETFとは
海外ETF というのは、海外市場に上場されたETF のことです。ということは、外貨建てで投資するETF という言い方も出来ます。1
海外ETF の場合は、主に米国市場に上場しているETF を、米ドルで買うというような形が多いでしょう。
外国株式は、私たちのような個人投資家には敷居が高く感じるものです。なんと言っても、海外企業や市場の動向に関する情報を得るのが簡単ではないですからね。そんなときに、ETF を利用するのが便利です。
例えば、ダウ平均やハンセン指数のような株式指数に連動するETF に投資することで、外国株に投資するわけです。これなら誰にでも簡単です。

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為替リスクがある
海外ETF は、海外市場のETF を購入するということで、為替の影響を受けます。投資の結果、ETF の価格が上昇しても、為替が変動し結果的に損をすると言うこともありえます。
もっとも、円建てETF で海外の株式を買えば、結果的に為替リスクは負担していることになるわけですけどね。まあ、結局、一緒です。
とりあえず、どんな形であれ外国株を買っている以上、為替のリスクは負っていることは理解しておく必要があるでしょう。
どこで購入できるのか
日本国内のネット証券会社でも、海外ETF を購入することが可能です。ただし、すべてのネット証券会社で購入できるわけではありません。一部のネット証券会社でしか扱いが無いのです。
また、取り扱っているネット証券会社でも、とりあつかい本数に差があります。口座を開く際は、十分注意してください。
ちなみに、ネット証券会社で取扱が多いのは、楽天証券とSBI証券の2社が特に多いようです。
また、マネックス証券も充実しているようですね。
大雑把な購入の手順
楽天証券で米ドル建てETF を購入するケースを例に、具体的な投資手順を紹介します。
まず、楽天証券に日本円で入金します。銀行振り込みなどでお金を入れるのです。
次に、日本円を外貨建てのMMF に変えます。そして、このMMF をもとに、海外ETF を購入します。
手順としては、難しくないですね。両替をして外貨建てMMF を買うという手順が追加されるだけです。
以前はこの方法だけでしたが、最近はもっと多様な方法が用意されているようです。ドルに両替した後にMMF を買う必要がなくなりましたし、外貨預金の口座から、米ドルでの入金も可能になっているようですね。
また、このほかの手順もあるようですね。ちなみに、香港ドル建ての中国ETF の場合は、円口座から直接買えるようです。

香港ドルが出てきたので香港のイメージ
海外ETF のメリットは小さくなった
ところで、最近になって、海外ETF のメリットはどんどん小さくなっている気がします。というのも、円建てのETF で海外の指数連動の物が増えているからです。わざわざ外貨建てで取引を行う必要が無いわけですね。
もちろん、外貨建ての方が信託報酬が安いというような事はあるのかもしれません。しかし、外貨建てには外貨建てのコストもありますからね。
具体的には、売買手数料が円建てETF よりも高いですし、為替の手数料もかかります。はっきり言って、高コストであるケースの方が多いでしょう。
海外ETF でなければ買えないようなものなら別ですが、そうでない限りは、日本円建てのETF で十分な気がしてなりません。
ここは十分検討する余地がありそうです。
- ちなみに、ETF というのは、証券市場に上場された投資信託の事ですね。株と同じように、売買をすることが出来ます。
[↩]
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