FX会社の選び方

FXはしっかり理解しようと思うといろいろ難しいところがあります。細かい部分は書く記事に譲るとして、ここでは基本的な部分だけ確認してみましょう。「とりあえずこれだけは」くらいな感じで。

FXとは

FXというのは、≪Foreign eXchange≫の略です。FXのXは、exchange の2文字目から取ったんですね。ちょっと無理やり感があります。ちなみに海外では、FXではなく、≪Forex≫と呼ぶそうです。

外国為替 英語圏ではFXではなくForex と呼ぶそうですね。豆知識。

また、FXは日本語にすると、外国為替証拠金取引と訳されるようです。ただ、≪foreign exchange≫はそのまま訳すと「外国為替」です。つまり、FXと日本語の外国為替証拠金取引はかなり開きがあるわけです。

率直に言って、なんだか、色々とちぐはぐな感じがしますね。無理やり感を禁じえません。

証拠金取引って何だろう?

ちょっと気になるのが、外国為替証拠金取引の「証拠金」ですよね。

この証拠金というのは、ざっくり言うと担保となる金銭の事です。FXでは自分のお金を担保に、差金決済という方法で通貨の取引を行います。

証拠金取引だと元手の何倍もの取引が可能

差金決済の詳細な説明は省略しますが、差金決済を使うと証拠金の何倍もの金額の取引をすることが出来ます。例えば、10万円の証拠金で200万円分の取引が出来たりするのです。

一応現行の法制度では、個人だと25倍まで取引ができることになっています。すなわち、10万円持っている人は250万円分の取引が可能です。

まあ、実際問題としては、25倍目いっぱいでの取引はちょっと難しいのですけどね。小さなお金で大きな取引ができるというイメージはつかんでいただけるでしょう。だから、失敗すると、ダメージが大きいこともあるのです。

レバレッジでハイリスクに

FXのように、実際の資金の何倍もの額の取引をすることをレバレッジと言います。

例えば、お金を借りて住宅ローンを組み、不動産投資をするのもレバレッジです。あるいは、株の信用取引もレバレッジです。

レバレッジを掛けると小さな元手で大きな取引ができるというメリットがあります。その一方で、上にも書いたように、大損をする可能性もあるわけです。

ちなみに、金融機関としては、顧客がレバレッジを掛けた方が儲かります。ですから、暗に勧めてくるようなこともあるようですね。

レバレッジのイメージ レバレッジは、日本語で言うと「てこ」の事です。てこの原理の「てこ」ですね。小さい力で重い物を動かすてこの原理と、共通点があるという事でしょう。

FXはどこで取引ができる?

FXの取引が行える業者をFX業者と言ったりします。FX会社と呼ぶ場合もあるようですね。

FX会社というと証券会社がやっていると思う人も多いようですが、商品取引員という商品先物を取り扱う業者がやっている場合もあります。その他には、FX専業のFX会社があるようです。

実は、FX会社をどこにするかは意外と重要です。

まず、手数料が違ったりスワップポイントと言われる金利が違ったりするという、コスト面での重要性があります。つまり、FX会社の選択により、有利不利があるのです。

この他に、倒産のしやすさという点も考慮しないといけません。

FX会社が倒産したらどうなる?

以前は全く顧客保護の仕組みがなく、FX会社が倒産すると、お金が戻ってこないというケースも想定されました。しかし現在は信託保全という仕組みがあり、FX会社と私たちの証拠金は完全に分別して管理されています。

ですから、基本的には倒産をして大損をするというケースはないはずです。

とは言え、倒産したりすると取引ができなくなったりという不利益は十分に考えられます。おそらく、外貨を買ったり売ったりしている部分に関しては、強制的に決済されることになるからです。ですから、全く無傷というわけにもいかないはずです。

何にしても、FX会社が倒産すれば面倒なのは間違いありません。倒産し辛いFX会社を選んだ方が無難なのは、言うまでもなさそうです。

FX会社 FXで成功したければ、条件が良いFX会社を選ぶ必要がありそうですね。
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